京都・炭山にある木工&陶芸の工房日記と放浪旅日記です。
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この日一番は、ムンク美術館へ。 ムンクの作品だけを展示している美術館です。
早く行き過ぎてしまったので、開館時間まで隣にある植物園で散歩。 珍しい植物や途方も無く大きな木があって気持ちのいい場所でした。
ムンク美術館は市内にある美術館と違って、ガラス張りのモダンな建物。 建物は見えているのに入り口の場所がわからず、2周ぐらいしてしまいました・・・。
ムンクというと「叫ぶ人」があまりも有名すぎて、ほかの作品をあまり知らなかったのですが、人物画から風景画までムンクを堪能できました。
次は、地下鉄とバスを乗り継いで博物館の点在するビィグドイ地区にあるノルウェー民族博物館(Norsk Folkemuseum)へ。 広大な敷地にノルウェー各地から移転した古い建物が170軒ほど展示してあります。 ここが予想外に面白くて、閉館の8時まで半日以上かけてみて回りました。
約300年ほど前のノルウェーの田舎の民家。
日本と同じで木造です。 屋根の上に草が生えているのは断熱のため。 中には木が生えているものもありました。 すごいエコハウスですね。
民家の納屋の扉。
どれも質素な木造なのに、扉や壁、柱にびっしりと彫刻が施されていました。
こちらは約800年前の木造教会。
ノルウェーでももうほとんど残っていない、バイキングの影響を受けた様式です。 軒先から突き出ている飾りがチャーミング。 船のようで、今にも動き出しそうでした。 教会というより、日本の天守閣にも似た雰囲気です。
中は床から屋根裏まで彫刻に覆われていてすごいの一言でした。
時代が少し新しくなった町屋。 そのまま絵本に出てきそう。
どの家も自由に中に入ることができて、鍛冶屋や食料品店など、当時の生活を復元した展示がしてありました。 中には民族衣装を着て実際に営業している所も有。 見ていてあきません。
古い大工道具を発見!
こういう手道具は、現代のとまったく変わりが無いです。
日本でも、鉋とかノミとか、飛鳥時代には木工の技術は完成されていたそうですが、ヨーロッパも同じなのかな。
ほかにも、民芸品展示室などがあって本当に充実した博物館でした。
今はデザイン面では他の北欧の国から一歩遅れてしまっているノルウェーですが、昔はすばらしい工芸品がたくさんあったんですね。
帰りは、フェリーで近道してオスロ市内まで戻りました。
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