京都・炭山にある木工&陶芸の工房日記と放浪旅日記です。
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オスロから列車やフェリーを乗り継いでベルゲンに向かいます。 色々なコースがありますが、私は一番安い方法で、オスロ→フロム:列車 フロム→ベルゲン:フェリー を使いました。 フィヨルド観光チケットで1040kr。
A.M.8:11のベルゲン急行でミュダール(Myrdal)に向かいます。天気は残念ながら雨。
風景は田園地帯からどんどんと山の中へ。所々に残雪が見え始めました。
11:30ごろGeiloという街へ到着。 スキーリゾートなんでしょうか、山沿いにスキー場がたくさんあってボードを担いだ人が何人も下車していきました。
もう5月末なのですがさすが北欧、普通に雪が残っています。
標高900mを越えたあたりから風景が一変しました。
大雪原!
本当に、山と雪と凍りついた湖以外何にもありません。まるで別世界でした。
このときの私の防寒着は薄手のセーター1枚とウィンドブレーカーのみ。 北欧をなめていた事を本気で後悔。
13時過ぎ ミュダール着。 うそのように雪がなくなっていました。 さすがに車掌さんの半そではやりすぎな気がしますが・・・。 とりあえず凍死の危機は免れたようです。
ミュダールで、鉄道マニアにも有名なフロム鉄道に乗り換えます。 深緑の外装に内側はすべて木張りのきれいな車両。 ここから約1時間かけて標高800mを一気に下ります。
途中、列車はヒョース滝前で写真撮影のためだけに数分間停車します。 いきなり音楽が流れ始めて、滝の横にある廃屋の上に、金髪、白いドレスを着た女の人が現れて消えていく、というチョッとびっくりナイベントがありました。
列車の窓から真下の谷底が見えるような峡谷を降りていきます。 季節はすっかり春に逆戻り。 いい天気です。
2時過ぎ、あっという間にフロム(Flam)に到着。 ユースホステルに荷物を置いた後、散歩に出かけました。
目の前にあるのは湖じゃありません、「海」です。 まるでスイスかどこかのような牧場の中をカモメが飛んでいる、というなんともシュールな風景でした。
真冬の山から初夏の海。 時間を早送りしたような不思議な一日でした。
余談ですが、この日のユースの同室はイタリアからの男性2人。 ノルウェーの物価が高いからと、チーズ、生ハム、パスタ等食べ物をすべてイタリアから持ち込んでいました。 さすが食にうるさいイタリア人! ここ毎日パンと林檎だけで過ごしていたのが、こんな山奥でイタリア料理をご馳走してもらうことになりました。 ものすごくおいしかったです。 ごちそうさまでした。
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